すてきなたてものたち

たてもの応援団がこれまで関わった建物や、文京区内の素敵な建物を紹介します。
(マップは順次更新します)

 

■足軽長屋(江戸時代・現存なし)



応援団メンバーの知人が本郷の旧真砂町にある古い長屋の住人であることが解り、1997(平成9)年に急きょ自主調査を実施。建築史家の大河直躬先生も駆けつけ、市民の調査に論考を寄せてくださった。1999(平成11)年に「旧本郷足軽長屋 調査報告書」を発行(絶版)。
山高登氏撮影の古写真(下左)では、昭和40年代まで真砂町には見事に足軽長屋が残っており、江戸の名残を実感できる場所だった。

 

■旧伊勢屋質店(1887~)
文京区指定有形文化財


見世(店舗兼住宅)、土蔵(倉庫)、座敷(住居)からなる。樋口一葉が本郷に住んでいた時に質草を納めていた質屋として知られる。
たてもの応援団では、2002(平成14)年11月23日の一葉忌から、文京の文化環境を活かす会と共に年一度の公開を開始。また一葉の『たけくらべ』をモチーフにした「一葉恋すごろく」を製作した。公開は13年間続いた。現在は跡見学園女子大学が所有、保存公開をしている。

 

■本郷閣(旧十河信二邸)(1937~199?)

新幹線生みの親と言われた国鉄総裁十河信二の自宅で、のちにJRの保養施設「本郷閣」として使われていた。解体されるとの情報を得て、たてもの応援団では見学会や調査を実施。国鉄清算事業団の計らいで、ステンドグラスや暖炉を取り外し、文京ふるさと歴史館で保管。2001年にに特養老人ホーム「千駄木の郷」のラウンジにステンドグラス等が移設された。

 

■本郷館(1905~2011)

かつて本郷にはたくさんの下宿や旅館が軒を並べていた。東大生が下宿し、修学旅行の生徒の宿泊でにぎわう学生の町だった。そんな本郷の下宿の中でも白眉は本郷館だった。
木造三階建の明治建築は威風堂々とした姿で存在を放っていたが、2011(平成23)年8月、惜しまれつつ姿を消した。たてもの応援団では公開シンポジウムの協力や、お別れイベントなど行った。

 

■震災復興公園 元町公園(1930~)

旧元町小学校とともに震災復興事業でつくられた都市公園。地形の特性を活かして階段状に展開し、アールデコ等の優れたデザインをとりいれている。
区内小学校の統廃合計画の影響で、元町公園が廃止の危機に直面。たてもの応援団では区内の他の団体と共にカスケードやパーゴラなどのある美しい公園の保存運動を行った。その後、「日本の歴史公園100選」に選定され、現在は大切にされている。